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パーキンソン病に対しての視床下核刺激療法

パーキンソン病とは、振戦、固縮、無動、姿勢反射障害を主とする病気です。そんな病気に対し運動療法や薬物療法以外に、手術で行う治療に効果が期待をされています。
視床下核刺激療法とは、手術で脳に電気刺激を送ることが出来るようにする治療法です。それを聞くと不安に感じられるかもしれませんが、安全性が認められ各病院でも紹介されています。安全性が認められていても、効果はどれほどか気になる方もいるのではないでしょうか。

 

手術をした後、継続的なリハビリテーションを受けていない患者様に対し術前、術後一ヶ月、1年、5年目それぞれで評価を行った結果、服を着る・トイレに行くなど一日の生活で必要な動作や運動機能の改善、薬を飲む量も長期的に減らすことが出来たなどの効果がありました。しかし、長期的にみるとやはりリハビリテーションが必要であることを述べる論文があります。

 

それだけ聞くと、完全に治るわけではないことにがっかりしてしまう方もいるかもしれません。ですが運動療法・薬物療法が上手く進まず、今までできていた動作が日に日に行いにくくなることに苦しむ方には、とても大きな手助けとなる治療法ではないでしょうか。完璧に副作用のない治療法はありませんが、自分にとって利益のある治療法なのかを調べてみて損はないはずです。

 

頭に対しての手術と聞くと、不安が大きくなかなか手を出せずにいる方もいるかと思います。大事な身体であるからこそ、しっかりと情報を集め医師と相談をして考えてみてください。

 

参考文献
宮田美和子:パーキンソン病における視床下核刺激療法の長期的影響.協同医書出版社.作業療法(第33巻第1号).2014